家電を買うと必ずついてくるものに「取扱説明書」がありますよね。取扱説明書はモノが増えるほど嵩張りますし、日頃から整理してしないといざ見たいときに探す手間がかかったりすることよくあると思います。
最近の製品の取扱説明書は、メーカーの公式ページに行けば簡単にPDFファイルが手に入ります。つまりデジタル化することで書類を減らすことができます。
しかし、自分でそのようなことをやらなくても、もっと簡単にできるアプリがあります。それが今回紹介する取扱説明書をスマホで一括管理できるアプリ「トリセツ」です。このアプリがあればいつでもどこでもすぐに取扱説明書を見られるばかりでなく、紙の取扱説明書も不要となり、断捨離も同時にできますので、機能や使い方について解説していきます。
「トリセツ」でできること
トリセツでは製品と所有の2つの情報を紐付けて管理できます。
1つ目の製品に関する情報は、型番を登録するだけで製品の取扱説明書だけでなく色々な情報が一気に手に入ります。
製品の情報
- 製品の取扱説明書の閲覧
- 製品のその他の情報、公式サイトへのリンク
- レビュー記事
2つ目の所有に関する情報は、自分自身で入力する手間はありますが、購入に関する項目を製品の情報と共に保存できるので便利です。
所有の情報
- 購入日、購入価格、購入店舗、レシートなど所有情報など
保管しておく取扱説明書と処分する取扱説明書を仕分けする
まず方針として紙の取扱説明書を全部取っておく前提の場合は特に考える必要はないのですが、これを機に紙の取扱説明書を断捨離して、アプリに一本化したいと思っている場合はちょっと考えましょう。
実は僕は今まで「トリセツ」を使いながら、紙の取扱説明書も保管していました。しかし、今回の記事を書くにあたり、処分の基準を考えて、保管しておくもの、処分しても良いものを精査しました。その結果、高さ5センチほどの書類を捨てることができました。
手元に保管しておくべき取扱説明書
僕の所有物だと、下取りや売ったりする可能性があるアップル製品、一眼レフカメラ、テプラ、テレビ、レコーダーなどの電子系機器は保管することにしました。
手元に保管しておくべき取扱説明書
- 保証書兼用でかつ保証期限内のもの(ないと保証が受けられなくなる)
- 下取りに出す予定があるもので、取扱説明書がないことで買取価格に影響がでそうなもの
- フリマなどで売る可能性があるもので、設定や操作に取扱説明書が必要そうなもの
処分してもよい(アプリに一本化する)取扱説明書
僕の所有物だと、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、電気ケトル、電気敷毛布、電気シェーバー、電動歯ブラシ、加湿器などは処分することにしました。
処分してもよい(アプリに一本化する)取扱説明書
- 下取りや売る可能性が低いもの(製品が壊れるまで使う)
- 売る可能性があっても操作が単純で特に必要としないもの
「トリセツ」アプリの設定と製品の登録
iPhoneの方はAppStore、Androidの方はGoogle Playストアから「トリセツ」アプリをダウンロード、インストールしてください。
「トリセツ」アプリの初期設定の手順
アカウント登録をしてもしなくても使用できますが、アカウント登録をすることでスマホを乗り換えたしたときに、登録データの引き継ぎ(復元)ができます。また、複数端末たとえばiPadなどでも使いたい場合など、複数端末で同じものが見られますので、ここではアカウント登録する手順で進めます。
iPadなどタブレットを持っているのであれば、当然ですが取扱説明書の閲覧は画面の大きなタブレットの方が使い勝手が全然良いです。また、アプリでなくてもパソコンからブラウザでアクセスすることも可能です。
以下、スクショはiPhoneでの画像になります。Androidの場合とレイアウトが若干異なっていることがあります。
アプリを起動するとトリセツのガイダンス画面が表示されます。画面を最後までスワイプして送ります。利用規約の同意チェックを入れて、[ユーザー登録してはじめる]をタップします(画像1)。通知の許可を求められたら許可、アプリの使用チュートリアル画面を最後までスワイプします。
ユーザー登録画面でメールアドレスを入力して、[メールを送信]ボタンをタップします(画像2)。
メールアプリを開き送られてきたメールに書いてあるURLをタップします(画像3)。
ブラウザが立ち上がり、ユーザー登録画面が表示されますので、パスワードのほか、プロフィール設定の各項目を適宜選択したうえで、規約の同意にチェックを入れて、[登録する]ボタンをタップする(画像4)と、ユーザー登録完了となりますので[アプリへ戻る]ボタンをタップします(画像5)。
アプリに戻り、ログイン画面が表示されたら、メールアドレスとパスワードを入力して、[ログイン]ボタンをタップします。
これでアプリの初期設定は完了です。初期状態で登録に使用したスマホが「買ったモノ」として登録されるようです(画像6)。
「トリセツ」アプリへの製品登録の手順
製品の登録は簡単です。製品の型番を入力するか、製品外箱のバーコードをスキャンする方法の2つあります。今回は型番から体温計を登録してみようと思います。体温計の裏に型番が書いてありました。
画面下の[+]ボタンをタップします(画像7)。
続いて[買ったモノを登録する]をタップする(画像8)と製品登録画面が表示されますので、[製品の型番を入力して登録]をタップします(画像9)。
入力画面で型番を入力していくと候補が表示されますので登録製品を選択します(画像10)。
ポップアップ画面で「この製品を登録しますか」と表示されるので、[OK]ボタンをタップ(画像11)すると登録されます。登録完了と出たら[OK]ボタンをタップします。
もしも該当する製品がない場合は、製品登録のリクエストを無料で受け付けてもらえます。
買ったモノ一覧に製品が追加されていることが分かります(画像12)。
「トリセツ」アプリの利用方法
利用方法ですがこれも簡単です。利用方法は大きく2つあります。ひとつは製品情報の閲覧です。特に何もしなくても製品に関する情報を色々見ることができます。もうひとつは所有情報の管理ができます。購入日・購入価格・購入店舗・レシートなどの情報を加えることができます。
製品情報の閲覧
まずは見たい製品をタップしてみます。ここでは先ほど登録した体温計を見てます。
[取扱説明書]をタップすると、紙の説明書と同じものが見られます。また、面白いのは[カタログ]を見ることもできます。[公式サイト]など製品の情報などへ素早くアクセスできます。
所有情報の入力
どこまで情報を充実させるかは人それぞれになりますが、普段僕が入力している項目について簡単に説明します。
グループ
登録製品が多くなってくると、製品一覧から探すのが大変になるため、任意のグループ(ジャンル・カテゴリー)を作成して分類・所属しておくことで、絞り込みができます。
購入日
購入日を登録することで、製品一覧を購入日順に並び替えたりできます。
購入価格
購入価格
写真
デフォルトの製品画像(見出し画像)の変更や、レシートなどの画像が保存できます
メモ
購入店舗などメモしておきたい内容が保存できます。
まとめ
いかがでしたか。ここまで「トリセツ」アプリのトリセツを解説してきました。ミニマリスト思考の人には最適なアプリではないでしょうか。IT活用でアナログをデジタルにすることで、持たない暮らしを進めていくことができるのではないでしょうか。
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