部屋の断捨離を実行するにあたり、家具や収納など大型で嵩張るモノの処分に困ったことはありませんか?僕も最初困りました。これらは通常のゴミでは出せないので、粗大ゴミとしてお金を払って処分するしかないと思っていました。捨てるのにもお金がかかる時代…。
こんな悩みを解決してくれるサービスがジモティーです。僕は2019年12月からジモティー使い、これまで50点以上を売却してきました。これまでの経験をもとにジモティーの使い所や使い方を解説していきます。
ジモティーとは
ジモティーとは地元情報を掲載するインターネット上の掲示板サービスです。正社員やバイトの募集、イベントの告知、ペットの里親募集などのカテゴリーがあり、一番使われていると思われるのが今回取り上げる「売ります・あげます」の売買カテゴリーです。
ジモティーのメリット・デメリット
個人間売買できるサービスと言えば、メルカリ、PayPayフリマ、ヤフオク!などのサービスがありますが、ジモティーはそれらと比べて何が違うのでしょうか。
【メリット】
- 梱包や発送の手間がかからない
- 出品や販売に手数料がかからない→無料で使用できる
【デメリット】
- 直接会ってのお渡しなので売りたい人買いたい人のスケジュール調整が必要
- 必然的に売買できるエリアが狭くなる→居住地域の人口により地域差が出る
ジモティーが決定的に違うところが、売りたい人と買いたい人が直接会って出品物お渡しと代金受け取りをするのが基本ということです。
ジモティーに向いている出品物
嵩張るもの・分解が面倒なもの・梱包が面倒なもの・送料が高くつきそうなもの・送料を払うと見合わなそうなものがジモティーの出品物として向いていると思います。
僕がいままで出品してきた一例を挙げると
- 引き出し式3段収納ケース
- ベッド下フタ式収納ケース
- 180cm高さの多目的棚
- パソコンチェア
- スタンドミラー
- BSアンテナ
- ミニヒーター
- サーキュレーター
- 外付けHDD
- Androidタブレット
- 人感センサー付きLED電球
- HDMIケーブル・LANケーブル
- クリップライト
引き出し式収納ケースや木製の棚など邪魔でスピード感をもって処分したいものは、0円(無料)で出品しておくことで早い段階で欲しい人が現れました。また新品を購入しても1000円もいかないようなもともと単価が低い商品も半額程度の値付けでポツポツ売れていきました。
逆に出品しても食いつきのないジャンルは、趣味性の高い商品で、音楽CD、レコード、書籍などです。これらは、メルカリ、PayPayフリマ、ヤフオク!のほうが圧倒的に売れる確率が高いです。
ジモティーの会員登録方法
ここではスマホを使ってジモティーの会員登録方法を解説します。
iPhoneの方はAppStore、Androidの方はGoogle Playストアからそれぞれアプリをインストールしてください。アプリを起動して会員登録からはじめます。
dアカウント、Facebookアカウント、Googleアカウント、Twitterアカウントでも会員登録できますが、ここではメールアドレスから会員登録する方法をお伝えします。
以下、スクショはAndroidアプリでの画像になります。iPhoneアプリの場合とレイアウトが若干異なっているところがあります。
アプリを起動します。[メールアドレスで会員登録]ボタンを押して、必須のニックネーム・メールアドレス・パスワードの3項目を入力、(生年月日と性別は任意になっていますが、結局あとで登録が必須なため登録しておいたほうが良いでしょう。)[登録]ボタンを押します。ジモティーで売買するときはニックネームが使われます。
その後、登録したメールアドレスに、「メールアドレス認証のご案内」のメールが届きますので、メール本文にある[メールアドレスを認証する]を押すと会員登録が完了となります。
出品者としてのジモティーの使い方~出品から取引完了まで~
出品から取引完了までの流れは大きく4ステップです。なおジモティーでは掲示板の概念から出品のことも投稿と表現していますが、ここではわかりやすく出品と表現します。また本人認証作業も必要ですので合わせて解説していきます。
- 出品する
- 希望者より問い合わせを受けて取り引き調整を行う
- 直接会って出品物のお渡しと代金の受け取りをする
- お互いに評価をつけて終了
本人認証作業
出品をはじめる前の作業として最大で3種類の本人認証作業が必要です。
- 電話番号認証
- 1点身分証認証
- 2点身分証認証
アカウント設定の[認証]項目から、[電話番号認証]を押して、画面の案内に従って携帯電話番号を入力して[送信]ボタンを押します。SMSに届いた認証番号を入力して[認証]ボタンを押すだけで終了です。(または初回出品時に画面に案内が出ます)
さらに出品する側は、電話番号認証に加え、お問い合わせへの返信には身分証明書を1点、高額商品の出品・お問い合わせの返信にはさらに別の身分証認証1点が必要です。
身分証として使えるのは、運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバー、その他公的機関発行の証明証となっており、スマホで撮影するなどした画像をアップロードします。
こちらもアカウント設定の[認証]項目から[身分証1点認証][身分証2点認証]を押して済ませておいたほうが良いと思います。(または取引時の際に適宜画面の案内が出ます)
出品する
手順は以下の5ステップです。
- [投稿]ボタンを押す
- 写真を撮る(写真は最大5枚まで掲載できる)
- 出品カテゴリーを決める
- タイトル・本文・あんしん決済機能(※)・商品価格・取引場所を入力する
- [投稿]ボタンを押して出品完了
(※)最初のほうで直接会って商品や代金の受け渡しをするのが基本と書きましたが、現在は発送対応やクレジット決済などの機能も追加されています。僕自身は使ったことがありません。僕個人しては直接会っての取り引きをおすすめしています。その場合あんしん決済機能の項目は利用しないを選択して問題ありません。
タイトルや本文は検索ワードとして使われますので、それを考慮した書き方をします。たとえば、0円出品のモノは「無料」や「差し上げます」などの文字列、家電などは「Panasonic」や「パナソニック」などと両方を混ぜて記載するなどです。※★【】など記号など使って目立たせます。
またその出品物が、Amazonや楽天市場、価格.comに商品情報が載っているのであれば、そのURLをリンクとして商品説明欄に「商品詳細はこちら」などというように書いた文字列のあとにして貼りつければ、たくさんの文字を書かなくても済みます。ちなみにメルカリやPayPayフリマでは外部URLを貼りつけることはできなくなっているので、ジモティーのときだけ使えるワザになります。
なお価格についてですが、出品後に金額を変更することが可能です。ただし値上げはできませんので最初はある程度高い価格で設定して、様子を見ながら徐々に下げていくような戦略でも良いかもしれません。
希望者より問い合わせを受けて取り引き調整を行う
ジモティーではいきなり購入されるのではなく、希望者から問い合わせ(メッセージ)が入ります。これがメルカリやPayPayフリマなどと違うところです。メッセージはチャット形式になっています。
脈がありそうになった時点で、これ以上、別の人からの問い合わせを受け付けないようにするためには、投稿履歴・閲覧履歴 > 投稿履歴 から該当商品を表示します。すると画面下に[受付終了]ボタンがありますので押しておきます。
メッセージ機能(チャット)を使ってここでお互いにメッセージを交わして、取り引き条件の確認や日にち・待ち合わせ場所を決めていきます。この際に[受け渡し予定者にする]ボタンを押します。
僕の場合は自宅マンションのエントランスでお渡しすることが多いので、あらかじめ相手に「到着したらメッセージで連絡してほしい」とお伝えしてメッセージを終わらせています。
直接会って出品物のお渡しと代金の受け取りをする
当日、待ち合わせた場所で出品物をお渡しして代金を受け取り完了になります。
僕の場合は、相手から到着した旨のメッセージをもらったら、マンションのエントランスまで降りていき、出品物をお渡しし代金を受け取って完了です。
お互いに評価をつけて終了
取り引きが終わったら[受け渡し完了]ボタンを押します。続けて評価をします。画面に従って選択・入力して[評価する]ボタンを押してすべて完了です。相手にも評価を促すメッセージが出るのでそのうち評価が入ると思います。
モノを売るのに手間がかからない方のサービスになりますので、気軽にはじめてみてはいかがでしょうか。
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